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大腸内視鏡検査を受けて、大変な苦痛を味わわれた方も多くいらっしゃると思います。手技が未熟な場合、大腸内の曲折部に来ると空気をどんどん入れて、無理やり押し込んでしまうために、腹部の張りと痛みが生じるのです。しかし、当院では軸保持短縮法という、空気の代わりに水を使う方法で検査を行っています。スコープはそれほど大きく抜き差しせずに、先端を小さく振りながら、スキーのスラロームのように微妙なジグザグ前進を丹念に繰り返します。ループは使わず、常に直線を保持して進みます。無理な抜き差しを極力抑えているので、ほとんど苦痛なく検査が受けられるのです。今回は大腸内視鏡検査方法の違いについて比較してみましょう。 |
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■従来法での大腸内視鏡検査
たわんだ腸管を空気で伸ばしながらスコープを進める方法。伸びた腸管を短縮させます。
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■フード装着法
スコープの先端に透明フードを装着して視野を確保し、空気のかわりに注水しながらスラローム的にスコープを進める方法。たわんだ腸管を伸ばさずに、ひだをよけながら進める。この際、ファイバースコープの軸は常に一定に保持されています。(軸保持短縮法)
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先端には写真のようなフードを装着します。 |
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ひだを横に押し分けるようにして進めます。 |
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■結論
検査の際には実績があり、苦痛の少ないことで定評のある専門病院を選ぶべきです。苦痛のために一度で懲りてしまっては、せっかくの検査活かされません。苦痛の少ない検査を受けて、大腸の病気を早期発見・早期治療するよう、心がけましょう。 |
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