栃木の奇祭「じかたまじない」
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栃木県茂木町の國神(くにがみ)神社では、毎年7月に「じかたまじない」という奇祭を行っています。境内には、卵形の「尻洗いの石」があり、まず水を二度かけます。その石に向かってお尻を突き出し、「けつぴたし」と3度唱えながら、お尻を石に上下にすりつけるように動かします。これで、痔の予防と平癒を祈願します。
「じかたまじない保存会」の方によると、「じかた」はこの地方では「痔主」の方を指し、「けつぴたし」は「お尻を川に浸す」という意味とのことだそうです。
平成28年は、7月10日に開催されました。当日は、茂木町長、地域住民、観光客など、総勢70人程度が参加していました。まず、神社の宮司さんが見本を示します。その後、女性も含め多くの方がこの「けつぴたし」を数人づつ行いました。当然ですが、皆さん一様にとても恥ずかしそうでした。中にはやらされ感満載ですが、小学生も小さな声で唱えながらお尻を振っていました。神様はきっとこの勇気を称え、この小学生達は一生痔にはならないことでしょう。最後は、神社にお供えしたゆで卵をいただいて、帰りました。
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宮司の尻洗い
神社宮司の堂々とした「けつぴたし」
手前は、卵を抱えている鶏のモニュメント |
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神社本殿 普段は無人 |
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場所 栃木県芳賀郡茂木町大字山内1034 真岡鉄道茂木駅より10km。
柏から車で1時間半程度。
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